原画(10×35o)

素材(透過GIF)

版(消しゴム)
 
 今回の個展の副題の「わかよろし」は、花札の赤短の
 洒落です。素材の原画は消しゴムの判子で作りました。
 左が原画の縮小版です。右は判子の画像です。
 「若林の陶器がよろしいなあ」という意味ですが、表題に
 するのは僭越なので、赤短にして貼り付けました。



赤短のお話
花札の松・梅・桜には文字の入った赤い短冊が付いています。
赤短大きな画像  松(1月) あかよろし
 
 あかよろしの「か」が可の字の草書で
 書かれているので、よく「あのよろし」
 と読まれてしまうようです。
赤短大きな画像  梅(2月) あかよろし

 あかよろしは「あきらかによい」と
 言う意味があります。花札には無地の
 短冊もありますが、字の書いてある札
 は、役を作る札です。
道楽徒然草 花札の鳥へ  桜(3月) みよしの

 これも、みなしのと誤読されますが
 吉野地方を尊称する言葉です。
 以上3枚とも春らしい札ですね。


<<戻る